唸れ僕のエレキギター!

エレキギターをこよなく愛するアラフォーのおっさん(初心者)がギターのDIYや演奏とかについて書くブログ

ボディをオイルフィニッシュしてみた【リフィニッシュプロジェクトXその2~】

      2017/10/06

今まで水性塗装、ラッカー塗装でリフィニッシュをしてきたが、今回はオイルフィニッシュをすることにしますた。

てか、ラッカー塗装はシンプルに面倒臭い。

オイルフィニッシュに使う塗料

オイルフィニッシュと一口に言っても、teak oil(チークオイル)、Tung Oil(桐油)、linseed oil(亜麻仁油)、Tru Oil、Danish Oil・・・と色々な人が色々試しているのだが良い結果しか見せてくれないから結局どれが良いのか正直分からん。

だが、近くのホームセンターで手に入りやすいのは、結局和信オイルだったり、ワトコオイルだったりするので、今回はワトコオイルにすることに。

ワトコオイルのナチュラルカラーを使います。

ワトコオイルのナチュラルカラーを使います。

最初にべた塗する

最初に、ボディを#240まで研磨しますた。

塗装前のギター・ボディ

塗装前のギター・ボディ

次に、ワトコオイルを刷毛でベタ塗りし、拭って放置30分する。

べた塗後の様子。

べた塗後の様子。

何となく濡れた感じになる。それにしても、匂いが石油臭くなく、結構いい匂いでとっても作業がしやすい。

#400で水(オイル)研ぎ

次に、#400の耐水ペーパーで研磨(空研ぎ用のペーパーでも大丈夫だと思うので、予算に限りがある人は空研ぎ用にすればよい)。

この際、ペーパーにオイルをつけるのではなく、最初に刷毛でオイルを塗ってからペーパーをかける方が効率が良かった。

#400で研磨した後

#400で研磨した後

ペーパーは1枚消費しますた。

しかし、1枚だけでは明らかに研磨が不十分というのが後で判明する。ボディの状態にもよるが、2~3枚の消費は最初から覚悟しておくべきだろうね。ここでさぼると仕上がりが全然違う・・・。

#800で水(オイル)研ぎ

#800で研磨しますた

#800で研磨しますた

次にオイルを塗って#800で研磨する。ペーパーは1枚消費。

しかし、見て分かるようにピースによって色の乗り方が違い、ムラが目立つ。

もっと全体的に色を濃くしたい・・・ということで、一旦ベタ塗りして12時間程放置する。

べた塗して放置しますた。

べた塗して放置しますた。

#1500で水(オイル)研ぎ

更にオイルを塗って#1500で研磨する。

#1500で研磨した後

#1500で研磨した後

ペーパーは1枚消費。もう一度ベタ塗りして丸1日放置。

ワックスがけ

最後に、艶を出すためにワトコワックスを使う。

ワトコワックス

ワトコワックス

缶の説明書きに「たっぷり塗れ」と書いてあるので、それを信じて刷毛でたっぷりと塗りたくる

ワックスを塗った後

ワックスを塗った後

ウェスで研磨

丸一日乾かした後、ウェスで磨きますた。

ワックスで磨いた後の表面

ワックスで磨いた後の表面

サテンオイルだから、艶はあまりないけどね。

サテンオイルだから、艶はあまりないけどね。

ワックスで磨いた後の裏面

ワックスで磨いた後の裏面

不満発生

しかし、どうにも不満が残る。不満点をざっと挙げると。

  1. 3Pが故に木目のチグハグさ加減が目立つ
  2. サンドペーパーで付いた引っ搔き傷が目立つ
  3. 塗装落としの工程で出来たスクレイパーによる凹みが、消しきれていない。
  4. 内側の塗装がにじみ出てきた(;・∀・)
近くでみると、凸凹しています。

近くでみると、凸凹しています。

引っ搔き傷も目立つ。

引っ搔き傷も目立つ。

何故か内部から塗装が滲み出てきた。

何故か内部から塗装が滲み出てきた。

結局やり直しその1

結局、ナチュラルな着色だと、3Pのチグハグさ加減が目立つ結果となってしまう。

なので、濃い色で着色すれば目立たんだろうという希望的観測で、ステインで着色することにする。基本、ギターの塗装では水性のステインを使うのだが、今までのオイルが残っていて水性のステインがまだらになることを恐れてオイルステインを使うことにする。

和信オイルのオイルステイン・マホガニー色。

和信オイルのオイルステイン・マホガニー色。

そして、肝心のオイルについても、マホガニー色のワトコオイルを使うことにする。

ワトコオイルのマホガニー色を用意した。

ワトコオイルのマホガニー色を用意した。

その結果・・・

見た目はまずまずだが・・・

見た目はまずまずだが・・・

見た目はそこそこよくなったのだが、触るとべとべとする(苦笑)。ちなみに、ワトコオイルは触るとさらさらします。

うーむ。オイルステインの説明書きに”色移りするのでニス等を塗ってください”と書いてあったが、やはりオイルステインは駄目か・・・。どうも、和信に良いイメージがないなあ。

ということで、やり直し!

ひたすら、塗装薄め液とサンドペーパーでオイルを落とす。

塗装薄め液

塗装薄め液

はあ・・疲れた。

結局やり直しその2

今回は、#240でひたすら研磨して兎に角表面を整えますた。

この作業で5時間以上かかりました。

この工程で傷を消しておかないと、これ以降の番手では研磨力が弱くなるので、仕上がりに影響するがゆえに、妥協は許されない。

ギターの研磨は本当に底なしのアリ地獄というか、なかなかに根気が必要な作業で、気持ちに余裕がないと死にますね。

んで、ワトコオイルを塗りたくって、ワックスをぬった結果。

3回目のオイルフィニッシュ後

3回目のオイルフィニッシュ後

その後、電装系を組み込みますた。

ようやくオイルフィニッシュが終了しますた。

ようやくオイルフィニッシュが終了しますた。

光を当てると、色が薄く見えるんだが、深みのある色でなかなかのものかと思います。

勿論、サテンフィニッシュですから、あまり光沢はないんだけど、これは好き好きですかな。

まとめ

今回、何回もやり直しをしたのだけれども、塗装を楽しめたのは今回が始めてかもしれない。ラッカーフィニッシュは結構、入念な準備だとかストイックな職人気質が求められるのだが、オイルフィニッシュはワリと気軽にできる。

因みに、(何度もやり直ししなければ)お値段も安いです。おっさんは、既に色々な工具を持っているせいもあるけれど、大体3,000円位で収まると思う。そして、作業もワリと直ぐに終わります。

最後に、メリット・デメリットという形でワトコオイルによるオイルフィニッシュをまとめておきます。主な比較対象はラッカーフィニッシュです。

オイルフィニッシュ(ワトコオイル)のメリット
  1. あまり場所を選ばない。ワトコオイルであればニオイはキツくないし、飛散もしない。賃貸マンションの一室で十分できる。
  2. 高いスキルがなくてもなんとかなる。ラッカーフィニッシュは本当に難しい。しかし、オイルフィニッシュであれば、刷毛とサンドペーパーと多少の根気さえあれば、そこそこの結果は得られる。
  3. 材料のお値段がラッカーフィニッシュよりも安く済む。
  4. 試行錯誤が少ないので早く終る。さっさとやれば2日で終わるんじゃないでしょうか。
オイルフィニッシュ(ワトコオイル)のデメリット
  1. グロスフィニッシュにするなら、ワトコオイルは×。別の種類のオイルで塗装するか、素直にラッカー若しくはウレタンクリアを塗るかだと思う。
  2. やはり、1ピースボディが基本。複数ピースのボディだと、ピースによって木目も違うし、色の乗り方も違うので、チグハグな感じになる。
  3. ボディの研磨の仕上げが誤魔化せない。キズは本当に目立ちます。まあ、これはギターの塗装全般に言えることだけど。
  4. 守備力が低下する。ぶつけると思い切り凹みます。なので、そもそも柔らかいバスウッドには余り向いていない方法。剛性を高めたければオイルフィニッシュした後にクリアを吹くとかの対策が必要。

おまけ(どんなオイルが良いか)

最後に、オイルフィニッシュの比較動画を紹介しておこうと思う。

これを見ると、Danish OilとTru Oilがとてもグロッシー(光沢があって)で良いね。お次は、True Oilあたりを仕入れようかなあ。

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