ドイツからギター輸入に失敗した奴はどこのどいつだ!?→おっさんです

諸兄はヨーロッパ最大の楽器店を謳うドイツのオンラインショップである「Thomann」をご存じだろうか。

簡単に言うとヨーロッパ版サウンドハウスです。

このThomann、為替レートを考えると滅茶滅茶安いというわけでもないのだが、激安系中国製プライベートブランドである「Harley Benton」がようつべの外人さん達の間で話題になっていたり、全体的に結構リーズナブルなもんで、おっさんもちょくちょく物色していたものです。

人間とは弱いもので、そうこうしているうちに、物欲がどんどんと掻き立てられるものなんでしょうなあ。

ついついポチッと新たなギターを買うてしもうたのです。こないだパーソナルトレーニングに思いっきり金払っちまったばかりなのに・・・やっちまったなあ(´Д`;)

ということで、「Thomann」での注文の一部始終をレポしようと思いまつ。

ドイツ語できないんですが・・・こんな私でもいいのですか

おっさんは、大学で第二外国語のドイツ語を断念したクチで、唯一覚えた「Ich liebe dich」も使いどころがあまりに難しく、かなりドイツ語アレルギーというか、大嫌いなんだけれども、Thomannはちゃんと多言語対応されており、英語で購入できるので全く問題なしです。

お問い合わせからIch liebe dichって言ってみたらどうなるだろうか。逮捕されるだろうか。相手が男だったら泣くに泣けない。そんなことを日がな考えてしまった。。。

で、問題は何のギターを買うか?なんですが、やっぱりね、普通にGibsonやらFenderやらが売られているのはサウンドハウスとかとなんら違いはないのですよ。

とはいえ、遥かヨーロッパのサイトでわざわざグローバルなブランドのギターを買うか?っちゅうわけですな。

やっぱりぃ、ドイツのお店だけに、ドイツにまつわるギターが欲しいじゃないですかあ。そう思いません?

まあ、そう思わない人が大半を占めると思いますが、なにかにつけチャレンジしないと気が済まないおっさんは、ドイツで買うならドイツのメーカーのギターDA.YO.NE(古っ)と思っちゃたんだなこれが。はっはっはっはっは・・・なんか虚しいな。

Höfner(ヘフナー)のギター?

とおもいながら物色しているなかで見つけたのが、Höfner(ヘフナー)のギターです。

このヘフナー、1887年創業というドイツの老舗企業のようなんだけど、当初はヴァイオリンを製造していたようですな。そこから、いろいろな楽器を製造するようになったようです。

日本だと、バイオリンベースが販売されていて、確固たる地位?を築いているようです。

じゃあ、ギターは?ということなんだけど、ヨーロッパではギターも製造販売しているらしく、Thomanでは普通にギターが売っているんですわな。

お得意のバイオリンギターから、ジャズギターとか、セミホロウギターもあるんですわ。あまり、ソリッドって感じじゃないんだけどね。

で、おっさん、セミホロウギターをDIYで作ろうとしてたくらい、セミホロウギターが欲しかったんだが、ばっちりなのがあったのよ。

値段も5~6万だし、かっちょええし、うーん、いいねえ。

Very Thin(とっても薄い)ってのもとてもええわい、ということでポチッとな(*´ω`*)

ちなみにこの時点であれ?と思った人は、勘が良い方です。

結局中華ギターからは逃げられない

さて、ちょっと話が飛びますが、当初おっさんは、Gretschのセミホロウあたりが欲しかったんですな。

しかし、12~13万円程度のelectromaticシリーズは、それでも韓国or中国製な訳ですな。

そういやFenderのplayerシリーズでメキシコ製が大体6~7万円位なもんで、おっさんの予算5~6万円だとメイドインジャパンなんてどうみても無理な訳ですな。

まあ、中古でGrecoとかYamahaとか物色すればメイドインジャパンもあるにはあるが、レストアが面倒だなあと思うわけです。リスクも高いしね。

さて、ひるがえって今回ポチッた「Höfner HCT Verythin」なんですが、こいつも立派な中国製なんでございます。\(^o^)/イヤッホーーーーッ

公式ページによると、「HCT = Höfner Contemporary series guitar」で、「H = made by Höfner」ということで、つまるところドイツじゃあ作ってませんよって話。

公式ページを更によく見ると、北京に100%子会社(!)があるようで、そこで作っているようなんですな。

じゃあ、Ibanezとかの安いとか、フォトジェニック買うのと何が違うの?って話なんだけど、これらのギターメーカーは協力先の工場で作っているのであって、自社が保有する工場で作っている訳ではないのですな。

なので、Höfnerの場合、中国製とはいえ、それなりのQCが期待できるんじゃないかと思ったわけですな。ネット上の口コミもなかなか良いのです。まあ、来てからのお楽しみですね。

と、ここまでは良かったのだが・・・。

カトリーナたんからメールが来た

ん?Thomannのカトリーナたんからメールが来たよ。

1通目

んんっ?€83払えってか?

10,210円じゃないですか。なんでなの??オーマイガー!

でもう一通カトリーナたんからメールが来た。

2通目

ざっくりと訳すと、

  • ローズウッドを使った商品を輸出するには、ワシントン条約(CITES)再輸出証明書が必要です。
  • (今回おっさんは安いアウトレット品「b-stock」を注文したのだが、恐らく手間がかかるため)新品のギターを買ってください。その代わり3%は値引きするよ。
  • 輸出許可証の発行には6~8週間かかります。
  • UPSで発送せにゃあかんから、€133かかります。
  • 日本の税関手続きで課税されるかもしれませんよ。

まあ時間については待てばいい話だが、注文を為替レートを踏まえて再計算するとなんと8万円を超えるではないか。

いやあ、5~6万円の予定が8万円かあ。

どうしようかな。よし、ここで決断せねば男ではない!!

ってちゃうわーい(*´Д`)

カトリーナ愛が止まらな過ぎた・・・

ということで、キャンセルしました(英語がなんだか変だが・・)。

Rosewoodを使ったギターの輸入には気を付けましょう

昔から言われていることなんだが、最近例の国からは余裕で輸入できるから、ちょっと甘かった。

これまでの経験では、アメリカのショップではそもそも最初から注文できないようになっているところ多い。

ユーロ圏のThomannでは注文はできるんだが、時間とお金がかかりまっせということでした。

連絡はとても丁寧だったので、好感が持てました。3%値引きの代案も示してくれたし。

あとカトリーナたんがかわいい。

結局、当たり前のことを再確認させられた案件でした。

ebayでも駄目だった

これで諦めるようなおっさんではない。

今度は、ebayでアメリカのセラーから買おうと試みた。

ship to Japanって書いてあったのでOKかと思いきや・・・・

駄目じゃん

というように、セラーはOKでも、ebay自体の制限がかかるようです。

ということで、ヘフナー買いたければちゃんとThomanで買うしかないって話ですね。もう少し金を貯めて考えよう・・・。

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