ギターをリファインする際に意外と面倒なのはネジをはじめとする金属部品のサビ取りだったりする。
サビ取りのやり方として王道なのは、
- 金属ブラシやコンパウンドで磨く
かと思いますが、これが極めて面倒である。
芋虫みたいなおっさんの指でネジをつまみ、ネジ山をコンパウンドでゴシゴシ、面倒になって金属ブラシでゴシゴシすると指までゴシゴシしてしまい、指から出血し、それでも頑張って1本1本丁寧に磨き、気が付いたら日が暮れ始めるという、なんとも徒労感にあふれる作業なのである。
もっと効率的な方法がないのか?
ということで、一番最初に思い浮かぶのは、
薬品を使う
という方法であろう。
世の中には
- サンポールに漬ける
という人もいるみたいです。
しかし、ギターのネジ程度を綺麗にするために劇薬であるサンポールを買いに行くというのは、どうなのかなあという気がするし、目にでも入ったら大変と、扱いに気を使わないといけないのもストレスである。このストレス社会、余計なストレスとは極力おさらばしたいのである。
そこで!あるブツを試したみた・・・というのが今回のエントリーの趣旨なのである!
酢を使うっ酢
そう、食品として広く使われているあの「酢」である。
これが200円しないのだから、とても懐に優しい。そして、近くのスーパーで余裕で買えるので入手容易性が滅茶苦茶高い。しかも、食品だから体にも安全と何から何まで最高である。
理屈としては、サンポールと同じで、酸で錆を落とそうという訳である。
ということで、ギターから取り外したこれらの金属部品を、酢でキレイにしていきたい。注目してもらいたいのは、黒いネジです。ブリッジのコマのイモネジに乗っている錆とか、ネジ頭が白っぽくなっているものです。
酢によるサビ取りの手順
まず、酢を30度くらいまで温めます。鍋やフライパンに直接酢を入れるとそれはそれで影響が出そうなので、ビーカー的なものを使った方がよいと思います。
そして、酢の中にネジ類を投入します。
付けた直後から、細かい泡が発生し始め、2時間後位には、こうなっています。
ここで、おっさんは酢を取り換えてみました。そして、丸一日置いた結果・・・泡はほとんど出なくなりますた。
そこで、酢を捨てて、水でゆすいでみます。ビーカーごと、なんどか水でゆすいだ結果が以下の通りです。
全ては綺麗にならんのですが、サビ自体は浮いているので、キッチンペーパーで拭うとすぐ取れます。
汚かったイモネジもかなり綺麗になりました。ただし、酸の作用によって六角ナットがやや黒ずんでいます。
最後に、556で防サビ処理をしてみますた。
まとめ
このように、酢によるサビ取りはかなりコスパが良く、効率的なのでおススメです。ざっくりとメリット・デメリットをまとめてみると・・・
メリットは、
- 安い(穀物酢で十分)
- 手に入りやすい
- 安全
- 丸一日放っておけば、勝手にキレイになる
です。
デメリットは、
- 磨くほどピカピカにはならない
- 酢の作用でやや黒ずむ(ビンテージっぽくなるという意見もないではない)
- ちゃんとすすがないと酸っぱい
というかんじでしょうかな。
ということで、おっさん冬の自由研究でしたw。
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