Vansonの安ピックアップ(’57 AlNiCo II)を導入した結果

ebayで購入したVanson ’57 Alnico II Nickel PAF style Humbuckerが早速届いたので、我がEpiphoneレスポールに設置することにしますた。

さあ、おっぱじめるよ~

ちゃんと説明書とエスカッションも付いているのも安心

ちゃんと説明書とエスカッションも付いているのも安心です

ちゃんと4線なのですが、スプリットしない前提で最初から半田付けされているのが親切であります

4線なのですが、コイルタップしない前提で最初から半田付けされているのが親切であります

取り付けは何の問題もなく完了。フロントPUのプレート部分ががザグリの出っ張りに引っかかったのにはギョッとしたが、斜めにして入れたら何の問題もなし。

取付完了

取付完了

Vanson ’57 Alnico IIの仕様

  • マグネット: AlNiCo II
  • Resistance: Bridge 8.30k, Neck 7.30k ( +/- 10%)
  • Brass-backed & Wax-potted

ということで、ビンテージ系のローパワー・ピックアップですね。

どんな音?

まず、出所不明の安ピックアップにありがちな、明らかに”なんじゃこりゃあ~(夕焼けに死す)”ということはありませんでした。

バランス的には結構ローが出る感じです。Gibsonといえば太く甘い音だ!みたいな味付けがしてあるんだろうか。それともメタルに合うようなバランスにしてるのか?んな訳ないと思うが・・。

その一方で、ミドルからハイがやや細い感じで、かなりブライトな音がします。特にリアはなんとなくDuncan APH-1bと似たイメージがあるので、素直にアルニコ2の特性が出ているのかもしれないです。

(追記)ローはよく出ますが、オーディオインターフェース側の入力ボリュームを下げてクリッピングを解消したら、あまり気にならなくなりました。

ちょっと歪めるとレスポールっぽい音は出す感じですが、PAFに似ているかどうかと言われるとどうなんだろう。ううむ。

他のピックアップと比較する

今比較できるハムバッカーは、ヘッドレスに搭載しているAlumitone Deatbuckerだけという有様で、せめてダンカンのAPH-1bと比較すべきなんだろうが、載せ替えるのが大変なので諦めて、おとなしくDeatbuckerと比較しましたw

結果、

  1. やっぱりローの癖は強い。
  2. ミドルからハイがなんとなく弱いというか丸いというか、ビンテージ感があるというか。
  3. ノイズが目立つ(Deatbuckerはもとよりノイズが少ないので、比較するのが間違いなんだよ!)。

という感じで、意外と好みの範囲に収まりそうな感じでした。1万円オーバーと2,000円程度のピックアップを比べているという圧倒的ハンデがある割には、なかなかVansonが健闘している感じです。

PAFの音がするのか

さあて、重要問題。PAF Styleを謳っているっているだけあって、PAFな音がしているのかを更に調べてみます。

おっさんはPAFを所持しておりませんので、良さげな動画をようつべからピックアップしてみます。

他にもいくつか見たんだけど、PAFの傾向としては最近のピックアップと比べて、音場が狭くて昔懐かしのクラッシク・ロックの音がするように聞こえます。まあ、古いという先入観があるんだろうけど、それにしても昔のロックの音だなあという感じです。

アルニコの磁力は使わなくても10年で5%は減衰するとのことなので、仮にデットストック状態でも57年製のアルニコの磁力は2018年時点で30%程度は減衰しているものと考えられ、その点でパワーとかクリア感的なところが失われ、いわゆるビンテージ的な音になるのではないかと勝手に推測しております。

で、Vansonなのですが、あまりに情報が少なく、結局は以前の記事と同じ動画を上げておきます・・・ズコー_(┐「ε:)_(

(気付いたんだけど、この人おっさんと同じEpiphoneレスポールだよ。上手さが違いすぎて我が家のレスポールが哀れになってくるわいwww)。

純粋な比較という意味では、セッティングがまるで違うので成立しないのですが、無理やり聴き比べてみると、Vansoのピックアップは、ヴィンテージ感はないこともなく、レスポールっぽい音はするんだけど、果たしてPAFなんか?と言われるとちょっと違うような気がしないでもありません。我が家で試した時のイメージもそんな感じです。

普通のモダンなピックアップをビンテージっぽく聞こえるように弄ったような?感じで、まあPAFクローンは全て周波数をPAFに似せるように調整していく作業になるんだろうけど、イメージとしてはそんな感じがしないでもありません。

ebayのレビュー抜粋

海外ニキA
アップグレード以来、ネックピックアップを好むようになったのには正直驚きました。とてもクリーミーで温かみのあるサウンドで、より大胆なリックに最適です。正直に、オリジナルの57年製PAFを含む、はるかに高価なピックアップとの違いは分かりませんでした。

まとめ

人柱としては音源を上げるべきなのですが、ギターの腕に自信がありませんので、ペンディングしていまつw

今のところ、この価格だし、買って不満ということはないっす。もう少し使い込んでみると、何かイメージが固まってくるかもしれません。

安っぽいセラミックより断然いいと思いますよ。

ジャンク再生ならAmazon最安値のyibuy(もちろん中華w)のピックアップ・セット(1,500円)で十分だと思うんだけど、ビンテージとかレスポールなキャラクターとか求めるんだったら、Vansonはいい選択肢かもしれないです。送料込みで5千円をちょっと超えてしまいますが、差分が安居酒屋チェーンの飲み代くらいと考えれば安いもんだわい。

おっさんの腕が上がりましたら、録音した音を上げようかと思います。そんな日は一生来ない予感がしているが!( ー`дー´)キリッ

次は、ProBuckerでも入れてみるかなw

Vanson ’57 Alnico II Nickel PAF style Humbucker

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