アメリカン・アイドルにビビる

もう、5年位前からアメリカのオーディション番組である「アメリカン・アイドル」を見ている。

FOXチャネルなので、ケーブルテレビに契約しているか、動画配信のhuluとかと契約していれば見れるのだが(とはいってもhuluでは今シーズンから放送されるようになった)、そんな「アメリカン・アイドル」も今年でファイナル・シーズンとのこと、やたらに気合が入っているので、こちらも毎週気合を入れて正座をして見ている。

ちなみに、アイドルと題名に入っているが、所謂ジャパンのアイドル像とはちょっと違う。だって、ドートリーとかデイビット・クックですぜ、奥さん。ちゃんと実力のある、歌手/アーティストなんだよ。

ところで、僕はバンド漫画の金字塔(だと勝手に思っている)BECKが好きなんだが、主人公が歌い始めると観客が「おおっ!」みたいな表情を浮かべるシーンがよく描かれている。

これって、アイドルやビジュアル系の糞低い歌唱力になれた日本人からするといかにも漫画的に見えるんだけど、「アメリカン・アイドル」をみると、現実的にも十分に起こりえるということが分かる。

この番組は、候補者を地方予選からハリウッド本戦まで審査員の前で歌わせていくという方式なんだが、時たま、ウェイターだとか、普通の高校生・大学生だとかが、「おおっ!」と唸らせる歌唱を披露するんだな。本当にたまに鳥肌が立ったり、琴線に触れることがある。

今回のファイナル・シーズンでも、インド系の女性の声といい歌唱力といい、琴線に触れまくってしまい、おっさんは枕を涙で濡らしました。独り身ゆえの寂しさから。

まあ、勝ち進むと全米の投票方式になるので、やっぱり見た目か!?と思うこともたまにあるのだが、デブ、痩せ型、黒人、白人に関わらず、きっちりと実力(歌とステージアクトの両方ね)が評価されることが多いのがよい。やはり、音楽に関しては、アメリカの奥深さを感じる場面が多いな。ロック、ポップスだけじゃなくて、カントリー、ブルース、好みが細分化されているんだけど、それぞれきっちりと評価されるバックグラウンドがあるんだな。

そんな感じで、毎週結構楽しみにしてる。ちなみに、スーザン・ボイルを排出した「ブリテンズ・ゴット・タレント」みたいに、こういったオーディション番組は各国で開催されている模様だが、ここジャパンでは聞かないなあ。知らないだけか。うちにテレビないしw

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