オラ、防音室が欲しいぞ

家の中で思う存分奇声を上げたいが為に、防音室の導入を企んでおりますw

というか、

箱男(by 安部譲二)みたいな変態感を味わいたい。

河川敷に住む漂泊の方々が建築した精巧なダンボールハウスへの憧憬。

押し入れ等の狭い空間に入ると、閉じ込められる感よりも、むしろ自由を感じるという倒錯感。

そんなものが、自分の中にあるような気がしているw

そこで、防音室について色々調べてみますた。

防音室の選択肢

メジャーな製品だと以下のような選択肢があるようです。ちなみに、Dr-●●というのが防音性能になり、●●db(デシベル)の音を防げるという意味になる。

製品
  • アビテックス(ヤマハ) 580,000円(税抜)~ Dr-35
  • ナサール(カワイ) 450,000円(税抜)~ Dr-30
  • ライトルーム(インフィストデザイン) 100,800円(税込)~ Dr-15
  • だんぼっち(VIBE) 59,800(税込)~ Dr-30??
  • SINGLE BOOTH(サウンドジャパン) 739,000(税抜) Dr-35
  • 30dB タイプ【組立式】(サイレントデザイン) 334,000円(税込) Dr-30

奇声(ボーカル)程度なら、Dr-35あれば大丈夫のようだが、Dr-35になると、どれもこれもお高いですな・・。

ちなみに、アビテックスやナサール、サイレントデザイン製品に関しては、中古も流通しているが、なかなか立派なお値段ですよ・・。

皆大好きなダンボッチ

段ボールハウスのダンボッチが人気みたいですね。

動画配信する人が増えていて、でも日本の住環境が悪くて騒音クレームを受けかねない状態で、しかも既存の防音室はクソ高くてもっと安い選択肢はねーのか?という状況を巧みに捉えたマーケティングのお手本のような製品だから売れたのだと思う。

とはいえ、ちょっとDr-30というのは盛り過ぎではないだろうかw

Amazonのレビューを見ると、ただの段ボール箱とか、散々だけどねw

奇声を上げた時に近隣住民に基地外だと思われてしまうのも嫌なので(ん?でも実際は基地外なのか?)、やはりちゃんとした防音室でないとね。

どの防音室が良いのか

そもそも、防音室を比較検討するポイントとしては、

  1. 値段
  2. 防音性能
  3. 面積
  4. 重量

だろうと思う。

値段と防音性能

値段からみると、だんぼっちの次にお手頃なのがテントみたいなライトルームだ。

しかし、防音性能を見る限り、Dr-15ということで、窓ガラス程度の防音性能しかない。

エレキギターの生音なら防げるかもね。

でも、エレキギターの生音程度なら防音室にする意味がないしなあ。コストパフォーマンスからみるとちょっと切ない。

その他の選択肢になると、パネル製のしっかりとしたブースタイプの防音室になる。

ただし、防音性能は増すが、その分お値段がグイグイと高くなる。

50万超えとか、良いギターが買えてしまうではないか・・。

重量と面積

高い防音室は重い。

重量と防音性能については概ね比例するらしく、アビテックスで300kgオーバーである(元大関の小錦の体重が287kgだから、その凄さが分かる?w)。

ここで問題となるのが、住宅の耐荷重性能だ。

住宅の耐荷重は、木造住宅で180kg/㎡なんで、自分の体重を加えると床が抜けてしまうのでは?という不安が出てくる。

しかし、あくまでも1㎡あたり180kgということ。2㎡なら360kgである。

ある程度の大きさが確保できれば、OKなのだ。

そもそも、鉄筋コンクリート造のマンションなら300kg程度は問題ないのと思うよ、と知り合いの建築屋も言ってるしね。

問題はやはりお値段か。そうすると、自分で作れば安いんじゃね?という話になってくる。

DIYするにも色々方法がある

Google先生に聞いた限りでは、以下の方法があることが分かった。

  • クローゼット等の既存の個室に遮音材・吸音材を貼る 数万円程度?
  • 部屋全体に遮音材・吸音材を貼る 金額不明??
  • だんぼっちの改造 本体価格+10万円程度?
  • ラティス(ガーデニングに使う木製のパーティション)を使って個室を組み立てる 数万円程度?
  • 一から木材で個室を組み立てる 数万円~10万円程度?

一から作れるなら最高だが、DIY初心者には敷居が高すぎて少々無理があるというか、気力が萎えるのも事実だ。

木材を自分でカットでするのは大変だし、ホームセンターでカットしてもらうにしても運ぶのも大変、ネットで木材のカットを発注しても、そもそも設計・組み立てからして出来ないし、面倒臭いなあと。

そうすると、既存の枠組みを使うか、簡単に買える枠組みを使って効率的に組み立てようという考え方になる。

だんぼっちの改造は?

「だんぼっち」については、遮音材+吸音材を貼り付けて改造するという手があるらしい。

これなら、だんぼっち本体+10万円位で済むようだ。

でも、youtubeで動画を見る限り結構声が漏れる印象。大声でシャウトしたらどうなるんだろう。デス声は可能なんでしょうか?

別の人のブログだとスマホのアプリでDr-35を叩き出しているのだが、Dr-35というのは少々美化し過ぎのような気がしている(スンマセン・・)。

測定の仕方とアプリの精度も問題になってくるし、防音性能と重量の比例関係を考えると、もともとが30kg程度のダンボッチがそれほど高い防音性能を発揮するのかなあと疑問に思ってしまう。

あと、気になるのが階下への防音性能。鉄筋マンションでも上下階の防音性能なんてたかがしれており、だんぼっちの床が接地している以上、こちらが奇声を上げた場合、階下へかなりの音が漏れるんじゃないだろうか。

これを解決するには、浮床にするしかないんだよね。まあ、これは他の防音室にも言えることなんだけど。

結局何が良いのか

分からん。

結局は、カネで解決が可能という話なんだよね。

ボーナスで買えないこともない世界だからね。

カネが無くてもスキルと時間があればOKか。

もし、全てが無かったとしたら・・・、クローゼット改造、だんぼっち改造が現実的か。

あとは気力の有無かなあ。

個人的には、カットしてもらった状態の木材をネットに発注して位置から組み立てたいという思いがあるのだが、そもそもビス穴開けの電動ドリルとかの音も結構うるさいという話で。

防音するために、騒音を立てるという矛盾におののくおっさんであった。

 

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