Guitarfetishから購入したネックをセットし、これから練習に励もうと思ったおっさんであったが、またぞろギターの改造虫が騒ぎ出した。
もはやギタリストならぬギターイジリストである。そもそも、ギタリストになれたことは一度もない。( ー`дー´)キリッ
今回、弄り倒すのはこのストラトもどき。
ベースはphotogenic ST-180。しかし、遂に元パーツは一つも残っていないという、正にツギハギキャスターなのであるw
これをテセウスの船といいますw
おそらく押し入れに転がっているパーツを組み立てれば、photogenic ST-180が出来上がるはずですw
ということで、色々と格闘した挙句に最終的に形となったのがコレです。
改造に伴う気になるお値段は・・・最後にw
パーツの購入
今回は、配送で働く皆さんを酷使して、世界中からパーツを購入しました。
そう、おっさんは7つの海を股にかける男さ(パソコンを通じて)。
それにしても便利な世の中になったものだ。
ボディを購入
まず最初に、Aria pro Ⅱのボディをクビにする。
普通のストラト用ピックガードは削らないとフィットしないので、面倒くさすぎていい加減嫌になったのだ。
で、某オークションでフェルナンデス SSH-40のボディ(アルダー)を3,000円+送料1,180円でゲット。
いつもならアルダーボディ・80~90年代のジャパンビンテージ激鳴り!!wwみたいな感じで、アホみたいに値段が釣り上がるのだが、こいつはインプットジャックの位置が(普通のストラトと違って)側面にあるせいか、最初から3,000円が付けられていたせいかしらんけど、入札0だった。ラッキーなのか、アンラッキーなのか。
なお、以下のような情報を発見。
フェル最安SSH-40は工場からして実に3社の工場で生産していた。
おまけにSSH-40でも普通のストラトっぽいタイプとピックガード
無しのタイプの2種類があるという実にいい加減なギターです。
①ピックガードあり→ミヤス楽器製、ボロボロの工場でオジサン・
オバサンが製造、既に潰れた!
②ピックガード無し→浜松の融通が利かない河合楽器新屋工場製、
下請けに出していた可能性あり。
③ピックガードあり→同タイプのST-40も楽器生産に適した環境の
茅野市にあるダイナ楽器製。初期は相当ハイグレード材を使用。
同じ定価4万円なのに品質に相当の差があるのが何よりの特徴。
③>②>①で日本製と昔の台湾製の差くらい出来が違っていた。
パーツ類はフェルから工場に支給するから基本的には何処も一緒。
作りが違うと言う事です。材の手配は各工場でやるから実際に
何の材を使用したかは塗りつぶし塗装のギターは分からない。
アルダー・セン・バス・他にも使っていたと思うが企業秘密。YAHOO!知恵袋より
見た感じ③な訳ですが、やっぱりラッキー?
なお、もともとつばだし22Fのネックが付いていたことをしっかり確認した上で買いましたよ。あと、ボディは2点止めブリッジ用に穴が開いていたが、これを6点止めに加工することにする。
ピックアップの購入
ピックアップは3シングルにするので、シングルコイルを2つ買うことに。
センターのピックアップ
ハーフトーンでハムにしたいので、センターのピックアップはリバースワイアリング(RWRP)にすることに。
ちゅうことで、結局は激安の王道、wilkinsonのピックアップ(セラミック)をebay(セラーはUKのVanson Guitars)で購入。
本体:1,617円+送料:875円也
1 x NEW Wilkinson Vintage 60’s Single Coil Pickups for Strat®* BLACK MWVS
音については、こいつを単体で使おうとはあまり思えない程度なのだが(勿論、photogenicに搭載されているピックアップ等の糞と比べるのは申し訳ないくらい”まとも”だけれどもね)、ネックのSSL-1とハーフトーンにすると、テレキャスかって位のチャリチャリ音になって楽しい。
ブリッジのピックアップ
今度は中華サイトEYPartsで物色。
このサイト。色んなフォーラムを覗くと安物好きな欧米人がよく買ってるらしい。なるほど、全部ドル表記で英語なのである。
んで、$12.93と糞安いEric Customとかいうブランドの怪しげなシングルサイズのAlnico5ホットレールを購入。
到着後、確認したらしっかりとロウ漬けされてやがって、ピックアップなら中華製でも用は足りる時代なのか。
しかも、音も実際結構良かった。うーん、侮れないなこりゃ。
ヘッドストック用デカールを購入
カラーのインクジェットプリンターがあればヘッドストックを自作できるみたいだけど、デザインの自信もなく、ネット上に落ちている有名ブランドのロゴを使う蛮勇もなく、そもそもインクジェットプリンターもない。
ここはプロに頼むべし。ということで、ebayでUKのショップに発注。
本体:1,038円+送料:222円
# # BITZER PARTSOCASTER NECK DECAL / LOGO FOR YOUR FUN PROJECT # #
トレモロブリッジを購入
以前GuitarFetishから買ったブリッジは不具合でアームが入らなかった・・ということで、アームが使いたくなり、新しいブリッジを購入することに。
で、結局ebayで買ったんだけど長くなりそうなので、別エントリーにしますた。
ちゅうことで、Wilkinsonライセンス??のブリッジをゲット。
本体:2,138円+送料:1,283円也
中華製だがこのクオリティなら文句なし。ただし、1弦と6弦の間が52.5mm、取り付け穴の端から端の間が56mmと、弦間10.5mmだと思っても取り付け穴の間は11.2mmなので注意が必要です。
Wilkinson Licensed 6 Screw Vintage Type Tremolo Bridge Chrome for Strat Guitar
ピックガードを購入
EYPartsでピックアップを買うついでにピックガードも買ったのだが、どう見ても経年劣化で黄変しており、しかも割れてた。
さすがの中華クオリティ。うん、知ってた。
ということで、Amazonで買いなおす。
本体:3,456円 + 配送料無料っちゅうことで、ebayで中華セラーから買うよりお値段は高いが、色も綺麗で作りもよく、裏に一面にアルミシールが張ってあるなど、段違いの品質であった。流石日本製。
組み立て
モノが揃ったところで組み立てに入る。
デカールの貼り付けと塗装
ヘッドストックは事前に#240程度まで処理しておく必要がある。
デカールをぬるま湯につけると、デカール本体と保護シールがズルっとはがれるようになるので、ヘッドストックに近づけてシールをずらしながら張り付ける。
この後、丸1日乾かし、保護のために塗料を塗る。
今回は、ヘッドストックの表面だけラッカーで処理。面積が狭いので、刷毛で数回塗る。ここら辺はいつものやり方なので省略するが、どこをみてもスプレーの方が良いと言われていますので、おとなしくスプレーで塗装するほうが良いと思う。
その後、デカールと木面の段差をヤスリでならしていく。
ピックガードとかブリッジの取り付けとか
ブリッジとかピックガード用のビス穴は楊枝とか棒を加工して埋めておく。
で、その後、ドリルでパーツに合わせた穴を開けて、設置。
完成とお値段まとめ
今回は特に問題なく(精度の問題は別として・・苦笑)、完成。
さて、問題はお値段である。
まとめると
- ボディ 本体:3,000円+送料1,180円
- ピックアップ(センター) 本体:1,617円+送料:875円也
- ピックアップ(ブリッジ) 本体:$12.93
- デカール 本体:1,038円+送料:222円
- トレモロブリッジ 本体:2,138円+送料:1,283円
- ピックガード 本体:3,456円+送料:0円
ということで、合計:約18,390円でした~♪
って、なんじゃこりゃあΣ(゚д゚lll)ガーン
意外と高くついちゃった・・・
困ったなあ、はっはっは。
やはり、送料が積み重なるとボディに響いてくるね。うむむ。こりゃ、円高になるのを待つしかないか、なんてね(なお、一生ならない模様)。
なお、演奏上はなんの問題もなし。弦高も低くできた。それなりのギターになったようには思う。
小成功?
BITZER PARTSOCASTERって・・・何ですか?w eBayっていまだにデビューできないです。ウチにも30年前のフェルナンデス1本ありますよ。カタログ掲載もないので、型番も店で見たきり覚えてないです。STJ系なんですが、ピックアップがゴミみたいのになっていて、安く出ていたショップオリジナルなんじゃないかと推測してます。白が黄ばんだ便器みたいですけど。
メーカーのロゴは嫌だったので、オリジナルの変なロゴにしてみましたw英国産だけになかなか洒落が効いて気に入りましたw
ebayは今のところ好印象ですね。米国のAmazonでは日本に輸出してくれないパーツが多いのですが、ebayだと普通に手に入ります。中には怪しいセラーもいますが。
フェルナンデスのSTJとはなかなかメタルですねw
ショップのオリジナルというのもジャンク好きの琴線に触れるポイントですねw
なお、うちのSSH-40のボディも写真だと白いのですが、実物は便器ですw