リフィニッシュ失敗の要因をひたすら挙げてみる

リフィニッシュに失敗しました、おっさんですorz

只今、絶賛やり直しているところなんですが、記憶が新しいうちにリフィニッシュが失敗する要因をひたすら挙げておこうと思います。

季節

塗装の大敵、湿気と寒さ。

梅雨と冬は本当にヤバい。乾きにくいったらありゃしません。

いけるだろうと、いじった結果・・・

布の上に置いたら、布地の跡がくっきりと残ってしまいますた。

指紋も残りやすい。

サンディングする際は、数日置くのが安全かと思います。

シンナー臭が残っていたら完全アウト、サンディングして削りカスが粉っぽくならずに消しゴムの削りカスみたいになってもアウトだと思います。

重ね塗りをする時は、ラッカーなら30分、ポリウレタンなら半日くらいが安全かなと思います。

いずれにせよ、待ちの時間が長くなるので、作業効率が悪くなる。イライラすると・・・。

ダイソーのマスキングテープ

思いっきり名前出してしまってるんだけど、これはギターのリフィニッシュに使うには結構ヤバい商品です。

接着力が強いので塗装を一緒に剥がしてしまうというw

更にヤバいのが・・・

黒で塗装したネックに貼ってあったマスキングテープを剥がした写真なのですが、粘着力が強すぎて綺麗にはがれないという・・・。

絶望だ・・・(;´Д`)

あと、よくシールをはがすとネチャっとした粘着成分だけが残ることがあると思うんだけど、このマスキングテープも大量に粘着成分を残してくれますた。

安かろう悪かろうを地で行き過ぎだわ。

マスキングテープはちゃんとしたやつをまとめて買っておこう。

ちなみに、マスキングテープを塗装の上に貼る場合、皮膚などに付けて粘着力を落としてからやると、塗装ごと持っていかれることが少なくなるらしいです。プラモの塗装界隈のノウハウなんだけど、ギターが結構面積が大きいから難しいなあとも思います。

サンディング不足

塗装面する対象があまりにツルツルだと、塗装の食いつきが悪くなりまつ。

これもすでにポリ塗装してある面に塗装しようとしていて、ヤスリ掛けをしていないものだから、こんな感じで塗装がはがれてきているのですな。

ダイソーのマスキングテープが悪いのは確かなのですが、多少表面を粗くしておかないといけなかったのも確かなんですな。

これが木材の表面なら#1000程度までヤスっておけば全く問題ないんですが・・・。

シンナー中毒

基本、油性と呼ばれる塗料には有機溶剤が含まれていますが、ラッカー系は特に強烈です。

塗装をしていて、酔っぱらった状態になる、頭に血が上った状態になるのであれば、シンナー中毒寸前です。長期的には脳が縮むらしいんですが、あれ?俺、最近物忘れが激しいや、もしかして・・・(;´Д`)

シンナー中毒にならないまでも、息を止めて作業をしたり、シンナーに我慢しながら作業したりするのは、確実に最終的な出来栄えに影響しまつ。

密閉されたスペースで作業をする場合は特に、防毒マスク必須です。フィルタは買い換えなければならんのですが、これがあると全くと言っていいほど有機溶剤の臭いはすることはありません。

健康のため、最終的な出来栄えのためにも防毒マスクは購入すべしです。

ちなみに、そこらへんで売っている使い捨てマスクは、塗料の粉を吸い込まないという点では効果ありますが、有機溶剤に対しては全く効果ないっす。軽く死ねるんで気を付けてください。

これはちゃんとしたやつだから大丈夫です。

塗料不足

塗料は割とよく不足します。しかし、ラッカー系は結構高いので、おいそれと買い増しできないのです。以下のファッションカラースプレーは一本約1,500円な訳で、約3本で4,500円になりまつ。軽く飲みの金額に行ってしまいます。

そうすると、塗料が少ないおかげで厚みを作れないままま、サンディングをして、結果、下地を露出させてみたりするわけですな。更に、塗料が少なくなると「やばい、もう無くなる・・・」と焦りにつながるわけです。

なので、基本塗料はたっぷり用意しておかないといけないのですなあ。意外とリフィニッシュは金がかかる。オイルフィニッシュなら比較的安く済むんですけどね。

養生不足

賃貸で、塗装する場合、床や壁に塗料を付着させると軽く死ぬというのは、だれでも分かることなのだが、それでも、塗装を始める時って凄くワクワクしているので、床にしっかり敷物を引かなかったり、壁を保護しなかったりすることが結構ある。

これって後が大変だし、やっちまったあああというショックは割と大きく、メンタルを揺るがします。そうすると、塗装にも影響が出るわけですな。

ホコリ

ホコリは塗装の大敵です。

この写真では、やたら白い付着物が付いていると思うのですが、これが残っていると、塗装面がボコボコしてきます。

これをサンディングで平面を出していくのですが、クリアの工程になると目立ってしまうということにもあります。

吹き付けをする際は、コンプレッサーとかで飛ばす、キムワイプを少し水で湿らせて拭くのがいいと思います。

あと、塗装環境ですね。

ベッドルームやリビングみたいなホコリが飛びやすい場所を避け、風呂場や洗面所で作業をするのがいいと思います。

繊維カス

Tシャツの切れ端やウエスは繊維カスがかなり落ちます。

使うならせいぜいサンディングで発生した削りカスを清掃するくらいにとどめておくのがいいと思う。

オイルフィニッシュでも刷毛の替わりにTシャツの切れ端を使ったりなんかしてはいけない。繊維カスが落ちまくる。キムワイプを使うのがいいと思います。刷毛に自信があるなら刷毛でもいいと思います。

 

スプレーをギリギリまで使おうとする

勿体ないと思ってギリギリまで吹き付けようとすると、塗料がスプラッシュして大変なことに・・

吹き付けの際に近づきすぎ&一か所に集中しすぎ

塗料を垂らすのは最も大きな失敗要因かと思いまつ。

垂らす原因は、一か所に集中して吹き付けたり、近づきすぎたりするのが主だと思います。

修正するのはとても面倒だし、失敗する確率が高いです。

弱いメンタル

リフィニッシュは下手をすると1カ月に及ぶこともありますので、コツコツ作業が苦手だったり、イライラしがちだったりだと耐え難いと思います。

おっさんも結構頻繁に心が折れがちでつ・・・

サンディング不足、若しくはし過ぎ

サンディングペーパーは、#60、#120、#240、#400といった具合に、順に目が細かいものにしていきますが、どこかの段階でサンディングが甘いと、サンディングの跡が残り続けるという羽目になりまつ。

これは、結構やりがちなミスで、サンディングの跡が目立たないため、塗料が乗った段階で初めてサンディングが甘いことに気付くということがよくあります。なので、もう嫌になるほど丁寧にサンディングしまくるしかないんですな。根気、根気です。

一方、クリアとか塗装の最終段階に近づくと、サンディングし過ぎて、下地が出ちゃったとか、クリア層がなくなっちゃったということも出てきます。

右側に塗装が剥げた部分ができてしまいますた。

右側に塗装が剥げた部分ができてしまいますた。

また、塗装の合間にサンディングを頑張ってやるのはいいのだけれども、削り過ぎのためいつまでたっても厚みが作れないという無限ループ、ゴールが見えない、という状況になることもあります。

これは、塗装が薄すぎたか、サンディングペーパーが荒かった、若しくは垂らしたところを修正しようと削り過ぎたなど色々な要因が挙げられますが、垂らすというのは塗装技術の問題なんでそれ以外については、やはりできるだけ細かい目を使ってサンディングすべきなんだと思います。

プロのルシアーさんの中には、クリアの段階でも#400でサンディングすると言っている人もいますが、それはあくまでも技術を持った人だからであって、DIYのおっさん達はクリアの段階であればせいぜい#800とか#1000でいいような気がします。おっさんの場合、#400だと研磨の力が強すぎて、必ずと言っていいほどやり過ぎます。

結局のところサンディングの主な目的は平面を作ることですので、#1000で平面ができればそれに越したことはないっちゅうわけですな。だから、最初は細かい目で始めてみて、それでも平面ができないようであれば、より荒い目を使うというやり方が一番安全かと思いまつ。

まとめ

ということで、リフィニッシュ失敗の要因をずらずらと挙げてみました。

そもそも、素人がDIYで100点のリフィニッシュをするのはかなり無理があると感じています。恐らく、全力を出し切ってmade in チャイナレベルでしょう。

施設、機器、腕、暇、金、健康が高次元で伴わないとお店に出すレベルにはとてもいけません。

だから、自分的には70点程度を目指せばいいと思うんですが、上記で挙げたような失敗要因をできる限り排除できれば70点くらいは行くんではないかと感じています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です