お前のギターは既にベトナム製になっている

Harley Bentonブランドのギターはドイツのプレテクと言われているが、言い得て妙というか、なんというか、フヒヒと笑ってしまう例えである。

どちらとも、小売業者の激安プライベートブランドで、海外で安く作って、安く売り払うという、懐の寂しい我々にとっては、ありがたいと言えばありがたいが、それなりに当たり外れはあるようで、何だかなーと思わないでもなかったりする。

これからはベトナムだよね(はーと)

激安ギターといえば中華、中華と言えば激安と相場が決まっていたものだが、ここに来て激安ギターの生産地は中国からベトナムに移りつつあるらしい。

上記Harley Bentonだが、Made In ベトナムの固体がいたるところで確認できる。(なお、おっさんは所持していない)

どうやら、中国における人件費の高騰はかなり進んでいる模様で、もはや安ギターは採算が取れないのだろう。

(一時期安ギターの仕入れ価格は1本4,000円という噂があったが、流石に今は無理なような気がする。)

日本でもマツモクが廃業し、韓国企業であるコルトもインドネシアに工場移転したように、激安ギター製造って、通貨安と低い人件費あってのビジネスモデルなんですな・・・。

魔境と名高いAliexpressでも、一時期に比べるとギターの値段が随分と上がっているように見える。

(しかし、クオリティが上がっているように見えないのが残念である。。というか実際色々買ってるけど、クオリティはうーん、という感じですかね)

勿論、稼働率が低い工場では、そういったOEMの激安ギター製造も受託する必要があるだろうし、都市部以外の工場では人件費も相当に低いだろうから、いきなり中華ギターが無くなる訳ではなさそうである。

中華万歳!

話を元に戻す。

ここからが本題なのであるが、Harley BentonのギターやベースをOEMで作っているベトナムの工場はどこなんだ?という話である。

これがインドネシアの工場であれば、既に色々と情報が出回っている。

韓国資本であるコルトや、ワールドインストロメンツのインドネシア工場なんである。

これらの工場で、スクワイア、G&L、アイバニーズ諸々が製造されていて、実際そここそのクオリティを誇っているのであった。

まあ、本当に「まあ、いっか」という感じの”そこそこ”というクオリティであり、その手ごろなお値段といい、財布の紐を緩める絶妙な匙加減なのである。

で、本題のベトナム工場なんであるが、どうやらIYV Guitarsというギターメーカーのようである。

(あくまでも海外のフォーラムなんかの情報も踏まえた”推測”です)

知る人ぞ知るIYV Guitars

IYV Guitarsは、基本的にOEMメーカーのようです。韓国資本らしい。

Harley Bentonという有名ブランドだけでなく、他にも小規模ブランドのギターを手掛けているようだ。

しかし、最近ではAmazonに自社ブランドで進出しており、その秘密のベールが暴かれようとしている(?)。

ここらへんの動きというのは、GROTEと似ていて、安ギター好きとしてはたまらんものがありますなあw

なお、日本のAmazonではかなり高い値段がついているが(輸入転売している輩がおるんですかいな?)、米国のAmazonではれっきとした安ギターとして君臨していますw

てか、激安ギターは激安で売るからこそ、細かい粗には目をつむりつつコスパいいよね!と言えるわけで、高い値段をつけて転売しちゃアカンと小24時間ほど問い詰めたいのですがね。

Amazonで販売されているものの中にはHarley Bentonのプロダクトに似た感じのものもあり、何となく符号を感じてしまうのである。

知らぬ間にIYV Guitarsを手にしていた

かくいうワシも、Reverbでスウェーデンだか、フィンランドだかの業者からセミアコを買ったらヘッドのロゴだけ変えているけどその特徴的な形状と他の特徴は米Amazonで販売されているIYV Guitarsのギターと瓜二つで、これ絶対IYV Guitarsだよねと分かってしまったことがあった。

ヘッドストックにもボディ以内部のラベルにも製造国は書かれておらず、意図的に隠してることがバレバレなのであった。

実物をよく見てみると木目の荒さや斑点、バインディングのずれなど細かいところに作りの悪さがあり、それだけでなくセミアコなのに中央のブロックがクソ重くてボディが全く鳴らないというギターでした。アンプを通しての音は悪くなかったんだけどね。

しかしまあ、米Amazonでたかだか2万円程度のギターを北欧の小売業者が6万円以上で売っていたというグローバルな事件な訳で、訪日した外国人がお土産屋さんで中国製のものを買って帰るようなもんだね。こういったことは今後も何かにつけて起こるのではあるまいか。

ていうか、サイトには中国製と書いてあったんだけど、実際はベトナム製を売りつけるというのはどういうことか?

むしろ当たりというべきか?

ちなみに、IYVの評価が気になる方は、米国のアマゾンでIYV Guitarsで検索すると沢山ヒットするので、確認することをおススメします。

評価は非常に良く、コスパとしては高いようです。レビューに”この価格帯としては”という枕詞が入っていることに注意が必要ですが・・・w

忘れては行けないYamatoのギター

ベトナムといえば、Yamatoを忘れてはいけない。

その某戦艦を思い起こさせる激熱なネーミングで一世を風靡したYamatoは、今でも中古市場を彩る立派な安ギターである。

結構インレイが凝ってたり、仕様がマニアックだったりして、消費者の心をくすぐるギターが多かった記憶がありますね。

このYamatoだが、ヤマトヒューマン社のプライベートブランド名であり、立派な日本ブランドなのである。

そして、ギター自体はベトナムで製造していたようだ。

中価格帯のアコースティックギターを作るベトナムの工房の話はよく聞くことがあり、Yamatoブランドでもこういったものを扱ってはいたようだが、低価格帯のエレキギターは、やっぱりIYV Guitarsあたりが作っていたのだろうか。

ギターが販売されてたのは10年位前のようで、この時代にベトナムに目をつけたというのは、先見の明があったというのか、時代が追いついていなかったというべきか。

既に撤退しているようだが、販売が継続されていれば、プレテクと双璧をなす強力な安ギターブランドとして日本に君臨していたであろう。

とはいえ、Made In ベトナムに対する品質イメージはまだまだのところがあるような気がする。

Harley Bentonがこのまま頑張れば、ベトナムのギターって結構いいよねという評価は得られるんだろうが、一方で低価格帯やチープという好ましくないイメージも付きまとうことになるんだろう。

更によもや話だが、確かSquireでもインド製という固体があったような気がするし、フェルナンデスは台湾製もあったような記憶がある。バッカスもフィリピン製のラインがあるけど、こちらは自社工場系だから品質コントロールは効いてそう。値段もそこそこに設定されているし。

やっぱり中華だよねっ?

そうすると、なんだかんだで結局のところ、中華の雄であるGroteに戻るような気もしないでもない。

巣ごもり需要があったからか、Amazonの販売ページでも相当な盛り上がりを見せているのである。

なにしろ一時期セミアコが1万円台だったからね。中華の安ギターが大好物なもの好きだけでなく、大して懐も痛まないしちょっくら買ってみっかという人が多かったのではないか。

しかし、当初は良い意見が目立っていたものの、レビューの数が増えてくると、ネックが動くとか、音が悪いとか、スイッチの不具合がどうとか、なかなか香ばしい意見が増えてくるもので、やっぱり安ギターだったんだなあ、フムフム、とほっこりしてまう。

ちなみに、ワシはセミアコだったら、アイバニーズが常に候補ですね。インドネシア製ですが、なんだかんだで上手くまとまっているし、オークションだと安いので。

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