ギターにイラストを転写する方法【ジェルメディウム編】

実は、前回のリフィニッシュの際に、イラストの転写もしていたのだが、エントリーにまとめるにあたってテーマから逸脱するので除外しました。

今回は、塗装のスピンオフとしてイラストの転写について書こうと思います。

さて、先に結果から載せておきましょう。

ラッカー塗料でリフィニッシュしたギター

イラストを転写したギター

何しろ塗装からして初心者ゆえに細かいところで不満は沢山あるんだが、そこそこの結果は得られたのではないかと思う。

では、イラスト転写の方法を書いていこうと思う。

ちなみに、すげえ難しい。3回チャレンジしてようやくそこそこの結果になりますた。下地作りからやり直す羽目になったこともあります(涙)正に汗と涙の結晶なんですな。

用意するもの

用意するのは以下の3つ。

  1. 接着剤(リキテックス ジェルメディウム 300ml)
  2. 転写用のイラスト

まず、リキテックス ジェルメディウム。こいつは、イラストを転写するのに必須といってよい。

リキテックス ジェルメディウム 300ml

リキテックス ジェルメディウム 300mlを用意

大きさは300mlで十分。恐らく4回程度は転写に使えると思う。

お次に、イラスト。これは、左右反転したものをトナー印刷をしておく必要がある。コンビニで十分綺麗に印刷できる。

あと、著作権には気を付けたい。不特定多数の人に見られる可能性があるのなら、ネットで拾ってきた画像を使ったらアウト。おっさんはFotoliaで購入しますた。糞高いが仕方ない。

そして、筆。こちらは水性絵の具の筆で十分。

事前準備

ギター側でも準備が必要。#400のペーパーでマットになるまで磨いておくのが良い。

マットな艶消し状態になるまで磨く

マットな艶消し状態になるまで磨く

イラストを貼り付ける

イラストはできるだけパーツに切り分けて小さな単位にしておくとよい。大きな用紙を貼り付けようとすると気泡が入ったり、ムラが出たりして失敗の原因になる。

ギターにイラストを貼り付けた状態

失敗パターン

これで何度も失敗しますた。

また、ジェルメディウムを塗りすぎて厚くなりすぎるという失敗パターンがある。これをやってしまうと後工程で段差ができてしまうので、できるだけ薄く塗るようにする必要がある。しかも乾きやすいので相当なスピードで作業する必要がある。

もう一つ、紙にジェルメディウムを塗りつけるのか、ギターに塗り付けるという問題がある。これは間違いなく紙に塗り付ける方がよい。何故なら、後者の場合は、気泡が入る可能性が高いからだ。

そんなこんなで試行錯誤した結果、ようやくある程度の形となったのが以下。

細分化したイラストを貼り付けた

イラストを貼り付けた状態

注意点がもう一つ。ジェルメディウムは乾くと透明にはなるが、塗装との境が結構目立つので、イラストをカットする際は、境目ぎりぎりでカットしておくのが良い。それか、イラストを貼り付けた後、ダミーでイラスト部分以外にもジェルメディウムを塗っておくとかね。

紙を剥がす

紙を剥がす際は、スポンジを水に浸して優しくこするようにして、徐々にポロポロと紙をこそげ落としていく。

紙を水を浸したスポンジで剥がしている

紙を水を浸したスポンジで剥がしている

この工程は結構難しくて、簡単にイラストが剥がれてしまうので、辛抱強く行う必要がある。エッジとなる部分も剝がれやすいので丁寧に。

イラスト転写後のギター

紙を剥がした後の状態

しかし、完璧は無理で、結局はそれなりに剥がれる。上の写真だと鼻の部分が剥がれているのが分かる。

修正は、アクリル絵の具で十分。細かい作業になるが、仕方ない。

ギター塗装用にアクリルガッシュを買ってみた

アクリルガッシュです。

クリア塗装

残念ながらイラスト転写後はペーパーによる研磨がNGなので、凸凹な状態でクリアのスプレーに入らなくてはならない。

クリアは、イラストが剥がれないように丁寧にスプレーする。

段差がなくなるまで厚みを持たせるには、相当な本数のスプレーを費やす必要がある。通常は3本だが、恐らく4本は必要なのではないか。おっさんは、3本で終わらせたが、後で水研ぎした際に一部分のイラストが剥げてしまった。

クリアを吹いた後

クリアを吹いた後、水研ぎした写真がこれ。

イラストを転写し、クリアを吹き、水研ぎした後の様子

イラストを転写し、クリアを吹き、水研ぎした後の様子

まとめ

てか、すげえ難しい、コレ。塗装だけでも難しいのになあ。特に、段差ができるのが参ってしまうなあ。デカールを張る方がいいのかなあ、やっぱり。

次は、デカールに挑戦しようかなあ

 

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