腱鞘炎は相変わらずだし、音楽理論の勉強にも挫けそうwなので、今回は音楽の話題にすることにしますた。
クソかっちょいいメタルなアルバムを探せ!(いまさら2016年度版)です。
とはいっても単純におっさんの個人的嗜好でメタルのアルバムの2016年のTop10を選んでみました。漏れがありまくりなのは承知しております。でも、尿漏れは大丈夫です。
おっさん的メタル・アルバム2016年Top10
10. Metallica, ‘Hardwired… to Self Destruct’
2016年は、MetallicaとMegadethが共にアルバムをリリースした年だった。Metallicaについては、Loadを機に異次元に転送されていったが、ようやく地球に戻ってきたら、戻りすぎて1st付近に着陸したようだ。
勿論、立派なおじさんとなった今、盗んだバイクで時速150kmみたいな狂った爆走はなく、よく聴くと前作までの流れは沿っているように思うが、ソリッドで無駄のない無骨な曲とクリアなプロダクションは最高です。
カークハメットのペンタ狂もここまでくれば立派w
いやあ、音は本当にいいわ~。最近はベース音を消してイジメたりしないのかなw
9. Megadeth, ‘Dystopia’
このバンドはRiskで爆死したものの、原点回帰は割と早く、最近も良いアルバムを出していましたね。
今作は、元ANGRAの超絶ギタリストが加入したが、曲はいつもの通りゴリゴリのMegadeth節です。
若干マンネリも感じないではないが、相変わらず曲作りが上手いというか、Dave節で聴かせてしまうのでOKになってしまう。
ソロは流石に上手い。
ただ、ボーカルはかなりしわがれた声になりつつあり、きつそうなところが見え隠れするのが、一抹の不安でありますな。
8. Meshuggah, ‘The Violent Sleep of Reason’
このスケベ!変態!
・・・もっとやれ!
1曲目の冒頭からして変態ドラムだし、リフもソロも奇天烈怪奇。ボーカルに至っては、デス声というか動物的な声で全くキャッチーじゃない。この調子で6~7分の曲が多いんだから、推して知るべし。
全く理解不能な音楽なのだが何故か良いという、よく言えばメタルの向こう側をのぞき込んできるような知的好奇心、悪く言えば階段を登る女性のスカートをのぞき込むようなスケベ心を刺激してくれる逸品であります。
聴いていると頭の中がぐちゃぐちゃになる。何度も聞きたくなる人はもう変態です。
7. In Flames, ‘Battles’
髭面のトラック野郎みたいなおじさんが、がなりながらメロディーを歌うという如何ともしがたい特徴があるので、好き嫌いが分かれそうだが、曲がキャッチーで恰好がよいので結構好かれているバンド。
メタルコアになるんかな?もともと、デスメタルだったのが遠い昔ですね。colonyとか最高だったけどなあ。
このアルバムは、サビにしっかりメロディを持ってくるし、曲がシンプルだし、聴きやすいね。格好いいし。
おっさんは、一番キャッチーな、タイトル曲が気に入っています。その他の曲も良くて本当に隙がない。
6. Killswitch Engage, ‘Incarnate’
腱鞘炎になった原因は、My Curseの思いっきりストレッチするところの所為ではないかとこのバンドへの逆恨みが尽きないおっさんであるが、相変わらず良いアルバムを作ってくるあたり、老舗メタル・コアバンドの実力。
マンネリ化を回避するためか、手を変え品を変え色々な要素を入れ込んでいるような気がする。でも、しっかり聴き処を入れ込んでくるという抜け目のなさ。
3曲目のCut Me Looseはお得意のキャッチーなアルペジオを活用した超キャッチーな曲。この曲を聴くだけでも、Killswitch Engageはやっぱりいいねと思うね。
魂から絞り出すようなボーカルも圧巻です。
5. Ihsahn, ‘Arktis’
ノルウェーの人です。元々Emperorの人なので、歌い方は基本ブラック・メタルで、ギャァァァ・・・という例の断末魔的な何か。でも、クリーンのハーモニーも多いよ。
Eremitaの時は全体的にアバンギャルドかつ退廃的だったが、このアルバムは若干聞きやすいと思う。それでもかなりプログレッシブだけど。
2曲目は文句なくカッチョイイ。
その他の曲も狂気が仄かに立ち上り、ブラストビートが炸裂する。変態には嬉しい仕上がりです。
4. Circus Maximus, ‘Havoc’
ノルウェーのバンドだと思うけど、ボーカルも含めた演奏はDreamTheaterライクなバンドの中でピカ一で、下手すればボーカルについては本家より好きな人がいるに違いないw(おっさんはラブリエ好きですよ、一応念のため)
DreamTheaterライクとはいえ、こちらは北欧故か、もっと爽やかです。使い古されたフレーズを活用すると、爽やかすぎるメタルバンドになります。
余計な例えを入れると、本家がビーフでこのバンドがサーモンのマリネって感じです。
さて、本作は、躍動感のある初期と地味な前作の中間位かな。メロディにはかなり力が入ってます。
1曲目からして、ハイトーンボーカルとエレピの響きが爽やかで、すでにドラマチック・・・なのだが、2曲目から若干重くなり、5曲目はすんごくポップです。爽やかすぎる。その後もメロディックに畳かけられたから薄汚れた中年のおっさんの凍った心も溶けるってもんさ。
叙情が止まらねぇ!
3. Jonestown, ‘Aokigahara’
UKの4人組。このアルバムがデビューアルバムらしいが、これは凄い。
強靭なリフと凄まじい緊張感で突進するブルータルと言う他ない仕上がりです。例えていうなら、ガンタンクです。
メタルを知らない人が聞いたら飯を吹くに違いない。メタル好きな人ならラッパを吹くに違いない。
この激しさはどこに源流を求めるべきなのか見当が付かん。メタルコアの先端を通り過ぎてしまった感がある。
カッコよすぎでしょう。参りました。
2. Devin Townsend Project, ‘Transcendence’
あれ?聴いた覚えが・・・という曲で幕を開け、いつもの空間的な音作りも相まって、若干気が重たくなったが、2曲目からマンネリに陥らず且つ琴線に響く多幸感を伴って曲が展開していき、おおっ!と思わせる。
昔は、色んな音を思いっきりぶち込んだようなカオス感がウリだったような気がするが、最近は随分こなれてきていて、今作に至っては垢ぬけたアレンジ力で、安心して聴けます。もう無我の境地にまで登り詰めた感がありますな。
ちょっと長い曲が多くて集中力が続かないところもあるが、凄いアルバムです。
1. Nails, ‘You Will Never Be One of Us’
このアルバム、10 曲で21:43。8:14の最後の曲以外の曲の平均は1分ちょい。これだけでもう嫌な予感しかしない。
その予感が開始1秒で当たるという、まさに秒速なのさ。
肝心の曲は、ブリブリと激しい下痢便を繰り返し、脱水症状に陥るプロセスを完璧に描いているとしか言いようがないw
その激しさといったら、他のアルバムがBON JOVIに聞こえてくる程だ。
各曲の違いがまるで分からないし、メタルかどうかすら怪しいハードコアな音だが、かっちょええことだけは理解できる。
これ最高やで。ブリブリッ。
ちなみに有名どころのサイトでは・・
上記はモロにおっさんの好みでしかなく聴いている曲数も限られるので、他の有名サイトからいくつかBestモノを引用してもう少し客観的にまとめて終わりにしたいと思う。
RollingStone誌によるTop10
1. Metallica, ‘Hardwired… to Self Destruct’
2. Meshuggah, ‘The Violent Sleep of Reason’
3. Sumac, ‘What One Becomes’
4. The Dillinger Escape Plan, ‘Dissociation’
5. Neurosis, ‘Fires Within Fires’
6. Megadeth, ‘Dystopia’
7. Deftones, ‘Gore’
8. Gojira, ‘Magma’
9. Cult of Luna and Julie Christmas, ‘Mariner’
10. Whores., ‘Gold’
Loudwire.comによるTop10
1. Devin Townsend Project, ‘Transcendence’
2. The Dillinger Escape Plan, ‘Dissociation’
3. Meshuggah, ‘The Violent Sleep of Reason’
4. Gojira, ‘Magma’
5. Metallica, ‘Hardwired… To Self-Destruct’
6. Opeth, ‘Sorceress’
7. Fates Warning, ‘Theories of Flight’
8. Avenged Sevenfold, ‘The Stage’
9. Anthrax, ‘For All Kings’
10. Ihsahn, ‘Arktis’
コメントを残す