※お風呂場での塗装を推奨している訳ではありません。異臭騒ぎで訴えられたり、シンナー中毒になってもおっさんは知らん。
さて、ギターDIYを楽しむ漢として、リフィニッシュ(再塗装)は避けて通れない道?である。
そして、その際は塗装する場所が問題となる。
どこかの橋の下でやるって手もあるかもしれんが、車も持ってないおっさんには無理である。
ということで、おっさんは異臭騒ぎになるリスクを負いながら自宅(マンション)のお風呂を塗装場にすることにしたのだw
幾つか方法を試してみたので、紹介してみたい。
お風呂場の条件
まず、お風呂場だったらなんでもOKなわけではない。塗装する前にチェックしておきたい。
- 浴室にシャワーカーテンレールがあること
- 換気がしっかりしていること
特に2は重要だ。自分の健康を守る意味もあるが、他の部屋とか他の家に塗料の臭気が飛ばないことが重要。異臭騒ぎになる可能性があるからだ。
他の部屋のシャンプーの香りがするようであれば、換気はアウトだと思う。香りがしなければ、こちらの塗装臭も向こうに行かない可能性が高いのでOK(多分)。
1は単純にギターを吊り下げられるかどうか。
方法1(失敗)
始めての塗装の時はブルーシートを買ってきて養生の要領で風呂に張り巡らせてみた。この方法ならスペースを大きく確保でき、ギターの取り回しが楽なので作業効率は良いが、スプレーの粉の飛散が多い。
風呂場から粉が結構飛散して、お風呂場以外にも粉が飛んでしまう。掃除が大変になってしまうのでこれはちょっといただけなかった。
また、ブルーシートの廃棄も面倒である。
ということから、その次からはもう少しスマートな方法を模索することにした。
方法2
この方法は、お風呂場を囲むというよりも、ギターを囲ってしまう方法になる。今のところ、この方法がベストかなと思う。
必要なもの
- 透明ゴミ袋45L
- パラソルハンガー
- S字フック(ギターを吊り下げるため)
- テープ(ゴミ袋を張り合わせるため)
- ポリエチレン手袋(手を汚さないため)
組み立て方
ポリ袋をハサミで切り、張り合わせて、4つの袋を一つの大きな袋に加工する。プラス1を天幕にする。それをパラソルハンガーに吊り下げる。
で、完成したのが下の写真。なかなか本格的であろうwこの方法なら、粉の飛散はほぼ確実にお風呂場内に限定できる。
さて、最後にいくつかポイントを書いておきたい。
スペースをできるだけ広くとる
袋の中にギターが回転できてゴミ袋がギターに干渉しないくらいのスペースが確保されていることをしっかりチェックしたい。塗装している最中にゴミ袋がギターに付着すると、ぺた~っ、ぐちゃーっと塗装が剥げます。そうなるとこちらの頭も禿げるくらいショックを受けるので、最初から気を付けておくべし。
有機溶剤のガスに気を付ける
塗料のガスは、風とか花粉症用の化学繊維のマスクじゃ防げません。効能は塗料の粉が鼻に侵入しない程度かな。ちゃんとした塗装用のマスクが必要だ。
ガスや臭いは塗料の種類によって変わるが、ニトロセルロース入りのラッカースプレーはシンナーが入っているので、アンパンマンになっちゃうぜい。うへへ。
実際風邪用のマスクで塗装をしてみれば分かる。刺激臭が強烈で、確実に体に悪い。目にはしみるし、吸い込むと咳が止まらぬ。
なので、塗装用のマスクは購入すべき。1,500~3,500円程度(一度購入すれば、あとはフィルタを都度購入すればよい)はするが、逆にそれだけで健康被害を防ぐことができるという意味では安いもんである。
実際使ってみると、なんとな~くシンナーの臭いがする程度でほとんど気にならない。
これってとても重要。
毒ガスに苦しみながら慌てて塗装すると確実に間違いが起こるからだ。余裕を持って作業することで塗装のクオリティを上げましょう。
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