最近、ストラトのシングルコイルPUの出力の弱さが気になっていて、ストラトが放置プレイ気味となっていたのだが、ブースター/プリアンプの存在を教えてもらい、それならば!とブースターを購入することにしますた。
今回は、ブースターの設置と使用レビューです。
EMG After Burnerを購入する
まず、ブースターを調べたんですよね。
んで、パッシブ/アクティブの製品があることが分かりましたと。
パッシブは、VILLEXの「Passive Rotary Tone Booster for Guitar」なんかがあるのだが、バッテリーが不要というメリットがある。
・・のだが、バッテリーで電気信号増幅しないでどうやってブーストするのか、ミッドブーストということになると単純に籠らせるだけではないのかしら?という疑問をぬぐい切れず、却下することに。
で、アクティブ一本で探すことに。最大の問題は9Vバッテリーの格納だが、それは組み込むときに考えよう。
いつも問題は後回しだ。はっはっはっ。
で、Guitarfetish(米国)とかartec(韓国)とかの激安製品に目移りしながらも、定番のEMG After Burner(以下、AB)に。
このAB、オンにすると最大で20dbのブーストがきくという代物。特定の周波数をブーストするのではなく、全ての周波数に効くようなので、シングルコイルらしさを保ちつつ、出力がアップすることを期待した。
EMG After Burnerを回路に組み込む
で、注文→到着。
まずは1 vol 1 tone(マスタートーン)に配線
ピックガード上にAB用を設置するスペースを作らなあかん。ということで、まずは1ボリューム・1トーン(トーンマスター)に配線することに。
で、余った穴にABをぶち込むことにする。
なお、配線にあたっては、Semour DuncanのWiring Diagramを参照。
https://docs.google.com/gview?embedded=true&url=https%3A%2F%2Fwww.seymourduncan.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F05%2F3S_5W_1V_1T.pdf
自分で考えるよりずっと信頼できるぜ。はっはっは(;´Д`)
ABを組み込む
んで、最終的にこんな感じになった。
付属のケーブルは、ジャンパケーブルなので、ジャンパの部分を取り外したり、ケーブルを切ったりして既存のポットに配線しますた。
なお、ケーブルは、Amazonで買ったジャンパケーブルも活用。
バッテリーの配置については、クラプトンのミッドブースト回路みたいにトレモロキャビティをザグることも考えたが、とにかく面倒なので、ポッドやピックアップセレクターの間に挟み込んでマスキングテープでとめたw
ちなみに3つあるポット用の穴の中央にABを置くと、ジャックまでケーブルが届かない。ケーブルの長さには結構悩まされた。
EMG After Burner組み込み後の音は
こいつは、OFF/ONをプッシュ/プルで制御し、OFFの時はパッシブで駆動するのだが、パッシブ時でも何故だか若干出力が下がったような気がする。
実際に、出力が下がったことでrocksmithのノイズリダクション機能で音が途切れたりするので、どうも気のせいだけではないようだ。
トゥルーバイパスのはずなので、おっさんのやり方に何か問題があるのかしら。
ということで色々と配線をいじったり、ノイズシールドをはがしたりしたのだが、結局は変わらず・・・。良くわからん。
ま、いいかと気を取り直し、音を確認したいと思う。
シングルコイルで肝心のON(アクティブ)にした音だが、概ね以下のような感じ。
- ノブが0%の状態、回してない状態だとパッシブと変わらず。
- 大体30%位までノブを回すとAB導入前の音量か。
- これが、50~60%になると、随分と音が大きく感じる。
- 70%~80%くらいになるとブーンというノイズがやや気になってくるか。
- で、100%になると、ハムバッカーを超える大出力に。ノイズも結構気になるかな?
アンプとかのセッティング次第だと思うけど、100%で出力すると、シングルコイルの音ではなくなる気がした。
なので、とにかく大出力が欲しければシングルサイズのハムバッカーでいいような気も。
逆にストラトの音で出力を大きくしたいなら、アリと思う。それと、アレキシ・ライホみたいな極大出力を求めるメタラーにはうってつけですね??w
まとめ
ABを使って、シングルコイルの音でノイズをあまり気にせずブースターの恩恵を享受するには、最大で70%位ノブを回す程度がいいと思う。
個人的にはそんな感じの使い方で、割とガツンと音が出てくるので気に入っている。
フロントに載せたSSL-1も活躍の幅が広がった。うちのピックアップの中で唯一まともにストラトの音が出るだけに、とても素晴らしい。
なお、これが実質的にアクティブデビューとなった。アクティブ童貞ともおさらばえww
アクティブにすると音がどうとか言われるけど、全然コンプされた感じもないし全く問題なし。
てか、そもそもそんなの気にし出したらアンプとかペダルまで使えなくなるような気がするけど・・・w
今後は、部屋のスペースの関係で木工はちょっと難しくなったので、アクティブ的な方向に回路いじりとしゃれこもうかと思ったり。
でもその前に、バッテリー格納問題をどげんかせねばいかんか・・・。
PUもアクティブのほうが相性いいのかもしれないですね。音量差があるとは知らなかった。
説明書もアクティブの回路ですものね。
うーん、正しく配線すれば音量差はでないのでしょうかね・・・。
ABを取り外して配線し直して問題を切り分けるのが良いのでしょうが、面倒なのでやってませんwww
はじめまして、アフターバーナーは回路図も海外では普通に出回っておりまして、OFF時でもトゥルーバイパスではなく、デュアルのオペアンプの片側を利用してローインピーダンス(2K)の出力になっています。
またアクティブ、パッシブでもPA2自体の入力インピーダンス的には問題ないのですが、ローインピーのものをPA2に入れた場合とハイインピー入れた場合ではPA2自体に入力バッファー部がないために増幅動作等はかわります。
スイッチは増幅回路あり(インピーダンスも同じ2K)と増幅回路無しの切り替えです。
音量変化に関しては、直でオーディオIFに入れた場合や、入れた先のインピーダンス対応の問題もありましてお使いの環境次第になります、ただEMGもローインピーダンスとはいえ、2k、ピックアップの場合公式では10kとなってますが実質ローインピーの中ではまったく優秀ではない数値です。
たとえばオーディオIFのHi-zはパッシブ向けのハイインピー受け状態、Hi-z無しの状態ではローインピー向けになりますが2kや10kではそのIFのローインピー入力の数値よりかなり大きく、Hi-zで受けたほうがましな状況も多々あります。
いやはや、お詳しいですね。勉強になりました。ありがとうございます(^O^)/
すみません上のコメントではPA2と書きましたがPA2とABは回路的には同じものです、PA2はスイッチのみで増幅率は内部のトリムポットのみでそのトリムポットをコントロールするためにポットを外にだしたのがアフターバーナー(AB)です。
この2つはコントロール性が違うだけで完全に同じものです。
大丈夫です。理解しておりました(*^_^*)