私の指板、汚っ。お手軽ラッカー塗装でぴっかぴかに!
アヤシイ広告的に言うと、今回はこんな感じなギターDIYなのであります。
いやホント暑いので、指汗が付着して汚いんですよ、指板が。
若者のギターの黒ずみは努力の証なのだが、おっさんのギターの黒ずみは単に汚いのです。汚れちまった悲しみ、だなあ。
ま、テキトーにヤスリがけした後、テキトーにオイルフィニッシュしたおっさんが悪いんです。
ということで、こいつを超絶お手軽にラッカー・フィニッシュしちまおうという話です。
お手軽というのが肝です。
これまでの経験から素人ギターDIYで100点を目指すのはムリと悟っており、特に塗装は確実にムリなような気がしている。いくら時間をかけてもね。だから、とにかく時間を短く、タイム・イズ・マネーの精神でやりまつ。
最初に結果を載せておきます。
まあ、60点くらいかな。お手軽だからいいの、これで。
目次
指板リフィニッシュの手順
1.フレットにマスキングテープを貼る。ネックの裏もマスキングする。
2.#400で指板をヤスリがけする。
#240でもいいと思うが、やりすぎてしまうんで、おっさんは#400。
ちなみに作業場所は、お風呂場でつ。粉を掃除するのが面倒なんで。
3.サンディングシーラー(ラッカー)を塗る
ニトロセルロースが入ってるんで、速攻乾くけど、夜にやったので一晩放置。
ちなみに、この後マスキングテープのはみ出た部分を修正しますた。ちょっと、幅が広すぎた。ここら辺は最初から丁寧にしておかないと後に響きますな(;´Д`)
4.#400でマットな状態&平面になるまで磨く
ここら辺は、丁寧にしないと後で響きまつ。
5.クリア・ラッカーを塗る。
今回はこの工程を超お手軽にしてます。
どうやっているかというと、
こんなイメージで指板にドボドボと塗料を落としている(注いでいる)んですな(ネックは指板以外全てマスキングされてますので、余計な部分に塗料が付着しないようにする必要はありまつ)。
ノースプレー、ノー刷毛。
DIYレベルではこれが最強だと思うんですが、どうでしょうw
で、半日ほど乾かした後はこんな感じになります。
全然OKなレベルです。
塗装は1度塗りで終了ですw濃度がかなり濃いラッカーなので、十分かなと。
ただ、よく見ると細かな気泡があるんだよね。多少うすめ液を混ぜておくべきであったなと思います。
6.#1500で指板を水研ぎする。
写真がなかったのですが、この後#1500で水研ぎしますた。
こういったヤスリがけは時間がかかるので、#1500一発でマットに平面が出れば終了でつ。
実際、前工程でかなり表面がきれいに出来ていたので、がっつり#1000とかを使わなくても大丈夫でした。
7.マスキングテープを外し、コンパウンドで磨く。
ちなみに順番としては完全に間違いですた。
気を付けてください。履いていませんよ。
本来は、コンパウンドで指板を磨いた後、マスキングテープを外して、フレットを磨くのが正しいです。
おっさんみたいに両方いっぺんにやっちまおうというというというのは、仕上がりの質を20%低下させるだけです。
8.はい、終了。
ううむ。フレット周辺が微妙なり。
丁寧にやったつもりだが、思いの外汚くなっちまったぞ、オラ。汚れちまったなあw
マスキングテープをフレットから剥がす時は丁寧にしなきゃあかんな。
そもそも、マスキングテープを張る時から失敗しているような気がする。
かかった時間は短かった
恐らく実際の作業時間は3~4時間位ではないか。
主なのは、ヤスリによる研磨とマスキングテープのON/OFFだと思う。
塗装は10分くらい。
ギターDIYは時間をかけても上手くいかないことが多いんで、おっさんは色々と諦めますたw
今は、いかに時間を短縮するのかが肝なような気がしている。
場合によっては、中国に発注する?的な発想もありかとw
出稼ぎのおばちゃんの方が安く綺麗に作業してくれるかもよw
まとめ
これがおっさん流超適当お手軽塗装の全貌な訳ですw
もう、一切スプレーとか刷毛とかそんなものは使わない。
ただドボドボと塗料をぶっかける!それも全力スピードで。
ニトロセルロース入のラッカーは乾燥が滅茶苦茶早いので、超スピーディーにやる必要があるんですな。
これが一番厚みと平らな表面が実現できるような気がしている。
今まで色々試行錯誤してきたのだが、DIYでスピーディー・仕上がりが良い・場所を取らない塗装方はこれ以外ないのではないか・・・
早い、安い、うまい、これがぶっかけ塗装だ!
ホント、刷毛とか無理なんですよ。習熟するのに10年はかかる。
塗装面を触るのがいけない。お触り禁止なのである。
スプレーはその点で優れているのだが、塗装のスペースを用意するのは、かなり無理がある。
しかも、ひと吹きが薄いんで重ね塗りは必須となる。時間がかかり過ぎるのが難点だ。
作業を分けるから簡単になる
肝は作業を細かく分けるということかと思う。
指板とそれ以外を分けて作業することで、ネックを吊るす必要がなく、置いたまま作業ができるちゅうわけですな。
そうすると、ぶっかけ塗装も可能になるって訳。
ボディはどうなんだろう。ウレタン塗装でないと難しいかも予想している。
ニトロセルロース入りのラッカーだと乾くのが早くて難しいのと、二度塗りした時に前の塗装面を巻き込むことになるんで、塗装面が広いボディは難しいかもしれない。
弾くと気持ちがいい
ギターを弾くときに指板がピッカピカだと気持ちがいい。
いいねえ。
おやじ汁が付着しにくいという面でも精神衛生上とてもヨロシイのであった。
今回使った塗料
最後に今回使った塗料を載せておきますね。
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